アラフォーで白内障?と思ってる方もいるかと思いますが、私アラフォーです。
白内障です。そうです。老人だけが白内障になるのではないのです。
白内障と実際の手術について記録しておきます。
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この記事は、2019年9月に手術した白内障の記録です。
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白内障とは。
白内障は、上の図のように水晶体が白く濁って視力低下をする病気を言います。
水晶体とは、目の中でカメラのレンズのようなはたらきをする組織で、外からの光を集めてピントを合わせるはたらきを持っています。
通常は透明な組織ですが、白内障では白く濁ってしまうため、集めた光がうまく眼底に届かなくなり、次のような症状が引き起こされます。参天製薬HP
症状
- 視力が落ちる
- ぼやける
- 眩しく感じる
- 暗くなると見えにくい
- 焦点が合いにくい
などがあります。
僕の症状と手術になった経緯
全く、白内障の自覚がなかったのが実際のところ。右目の視力は、高校生のときの怪我により、網膜剥離をしているため、視力がもともと悪い状態でした。
普段は、左目が効き目となっており、左目で日常生活を送っているという状態です。なので、右目が急に視力落ちているというのはあまり自覚がなかったのです。
その中でも、1年前より上記の自覚症状に当てはまるものを考えてみると、暗くなると見えにくくなるため、料理する際も蛍光灯を一つ余分に手元用につけるようになったことぐらいでした。
それよりも、めまいが頻繁に発生するようになりました、それは、怪我をしていない方の健康な目が疲れてきたときに、ピント調節ができなくなってきたときにクラっと来るようになったのが始まりです。
そのため、ピント調節機能を回復する目薬を指したりして、PC業務をこなしておりましたが、それがだんだん船酔いのような症状になってきて、なにかきっかけがあるんだろうと思いますが、それを引き金にめまいを起こすようになってしまいました。メニエールかと思ったのですが、いろいろ病院を回ってみましたがどこも原因がわからず、薬を処方してもらうだけでした。
眼科に来た際、いろいろ検査してもらっている中で白内障が進んでいることがわかり、左右の目の視力差が大きく疲れたときにめまいを起こすのではないかと言うことで、とりあえず白内障は手術するレベルなので、手術してから経過を見ましょうという話で、まずは白内障を治すということから始まるという、めまいを治したくて始まった病院めぐりが白内障手術と変わってしまい、今回手術を受けたということです。
眼内レンズを選ぶ
単焦点レンズと多焦点レンズがあります。
単焦点レンズは安いですが、文字の如く1箇所しか焦点距離を合わすことができません。といっても、レンズですので自分で焦点を合わせることができなくなります。手術でピントの合う距離を調節してもらいます。
逆に、多焦点レンズは、高額になりますが、手前・真ん中・遠方と焦点の合う距離が多くあり、単焦点よりはいろんな距離でピントがあいます。
水晶体は、毛様体筋で引っ張ったり緩めたりしてピントを調節しているのですが、その水晶体を取り除いてしまうので、ピント調節機能はなくなってしまいます。
白く濁って見にくいのが解消し、視力が回復する反面、水晶体の代わりのレンズを入れることで、一生ピント調節機能がなくなります。なので、近くや遠くが見えない場合は、メガネで調節することになってきます。
術前検診
手術をすることを決めたら、手術前に目の状態を確認するためにたくさんの検査を行います。
視力の検査や眼底の検査、目の働きや感染症、血液検査、屈折率、目の大きさなどなど、たくさんの項目を細かく調べられます。手術日に入れるレンズを決めるには必要な検査だと思いますし、合併症(糖尿病)など内科なども調べることになると思います。
僕の場合、先にも書いたとおり特殊な目なので、2時間ぐらいかかったと思います。
手術日3日まえからの点眼
3日前から点眼が始まります。この点眼は、1日4回行います。(病院によって違うのかも。指示通りしてください)
抗生物質の点滴で、目の最近を減らすためにする点滴のようで、結構大切な点眼なので忘れないようにしましょう。
手術日前日
手術日から約4日間はお風呂に入ることもできません。洗髪、洗顔、ひげ剃り、化粧もできませんので、前日に綺麗にしておきましょう。(美容室などであれば洗髪もOKだそうですが、術後2日目以降です。)
当然手術日当日は、何もできませんので、前日には綺麗にしておきましょう。
食事は、前日も当日も通常通りでOKでした。
手術日当日
僕の場合は、眼科につく30分前に瞳孔を開く目薬をさして行くこととなっていたので、さして行きます。
瞳孔が開くと、ピント合わないので車や自転車などで病院へ行くのはやめましょう。カメラで言うと絞りですので、開放のままだと白飛びしてボケる状態と同じです。
なので、タクシーなどで行くか、家族に送ってもらったり付添してもらうのがいいと思います。
片目なら、電車でもOKですが、両目だと入院したほうがいいかな。僕は日帰り手術を選びました。
病院へついて、7種類ぐらいの目薬をして、最終が麻酔の点滴になります。
麻酔の点滴が終わるといよいよ手術前室へ移動するために、最終トイレに行ったり手術用の帽子をかぶったりします。
順番が来たら、手術室へ入ります。
通常の手術時間は、約10分から20分
通常の手術は、短くてすぐ終わります。
僕の前に手術したオバァちゃんは、15分ぐらいで終わって出てきました。
何度も言いますが、僕の場合は特殊な外傷性の白内障になりますので、そもそも怪我をした際に目を痛めていますので、通常の人の目のように強くありません。なので、実質終わったのは1時間半近く手術がかかったみたいでした。
他の人は、保護メガネだけで帰られたのに、僕だけ眼帯をガッチリつけられてしまいました。
手術の模様
一番興味あるかもしれませんね。
手術中は、目薬麻酔なので、意識は100%あります。
呼ばれて手術室へ自分で歩いて入ります。
そこには椅子があり、座ります。
血圧計を腕に巻かれ、指に脈拍系を挟んで、椅子がトランスフォームしてベッドへ変身します。
毛布をかけられながら、目の方には、青い布みたいなものをかけられます。
その青い布は、テープ式になっていて、顔部分に貼り付けられ目の部分を切り抜いて、目だけが出ていてほかは保護されている状態です。
通常は、そのまま水晶体部分を切り超音波で割って吸い出し、レンズを入れて終わりなので、15分程度ですぐ終わる手術です。
ただし、何度も言いますが、特殊な僕の目はまず目に麻酔注射をされました。
正直、チクっと痛いです。
いよいよ、作業が始まりますが、強い光を当てられたらスタートです。
僕の場合、色々と作業をしていただいたこともありまして、実際水晶体を砕いている感じが2回ぐらいに分けられて行われたよう。
途中、感触で瞳の周りを切っているような感触があったりしました。(痛みはありません)
途中から光も見えずに目がしびれてきたような感じで全く見えません。水晶体を取っ払ったら明るいのもあんまり感じなかったです。レンズを入れてる感触や僕の場合角膜を縫っているような感覚もわかりました。
術後
手術が終わると青い布をとってもらいまして、血圧計や心拍計を外してもらい、ベッドが椅子にトランスフォームします。
それで終わり。
あとは、眼帯をしてもらって終了。(点眼したかな)
あとは、支払いをして自宅に戻って安静にします。
日帰りの手術はこんな感じです。
手術日当日の薬
- ダイアモックス錠250mg(眼圧を下げる薬)
- アスパラカリウム錠300mg(カリウムを補う薬)
その他にもロキソニンなど痛み止めが処方されますが、痛みがある場合飲みます。
翌日は、朝から術後の検査になります。
点眼も、明日の検診後になります。
術後の模様は、次回へ。
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