後発白内障に対するレーザー後嚢切開術を受けてきた。

白内障
この記事は約4分で読めます。

後発白内障とは、白内障の手術後に人工レンズの裏側にある水晶体後嚢が濁ってしまう症状です。

この症状は、手術から数か月から数年後に起こることがあります。後発白内障は、視力の低下や眩しさなどの不快な症状を引き起こします。

私の場合は、年に1回のペースでこのレーザー手術を受けています。

レーザー後嚢切開術とは

レーザー後嚢切開術とは、後発白内障の治療法の一つです。この手術では、レーザー光を用いて水晶体後嚢に小さな穴を開けます。これにより、光が通りやすくなり、視力が回復します。レーザー後嚢切開術は、以下のような特徴があります。

  • 手術時間は約5分程度で、局所麻酔で行われます。
  • 手術中や手術後に痛みを感じることはほとんどありません。
  • 手術後はすぐに日常生活に戻れます。
  • 手術の効果は即時的で、視力の改善が見られます。
  • 手術の合併症は非常に稀で、重篤なものはほとんどありません。

レーザー後嚢切開術の適応と禁忌

レーザー後嚢切開術は、以下のような場合に適応となります。

  • 後発白内障が原因で視力が低下している場合(私の場合は、白くぼやけて視力が1,0から0.8へ落ちていました。)
  • 後発白内障が原因で眩しさやハロー現象などを感じている場合
  • 人工レンズの種類や形状に関係なく行える場合

一方、以下のような場合には禁忌となります。

  • 眼圧が高い場合
  • 糖尿病性網膜症や黄斑変性などの眼底疾患がある場合
  • 炎症や感染などの眼科的な問題がある場合
  • 血液凝固異常や抗凝固薬の服用などの全身的な問題がある場合

レーザー後嚢切開術の注意点

レーザー後嚢切開術を受ける前には、以下のような注意点があります。

  • 手術前に眼科医と十分に相談し、手術の目的や方法、リスクや効果などを理解しておくことが重要です。
  • 手術前には目薬や点眼薬などの処方を受けることがあります。指示通りに使用してください。(殆どの場合、看護師が適宜点眼をしてくれますので、効果が出るまで待つだけです)
  • 手術当日はメイクやコンタクトレンズをしないでください。
  • 手術当日は運転や自転車に乗ることを避けてください。手術後は同伴者と一緒に帰宅してください。(一人でも帰宅できます。瞳孔を開いているので眩しいので注意が必要です。サングラスなどは持参している方が良いでしょう)

レーザー後嚢切開術を受けた後には、以下のような注意点があります。

  • 手術後は目に違和感や充血、涙目などが起こることがあります。これらは一時的なもので、通常数日以内に治まります。
  • 手術後は目薬や点眼薬などの処方を受けることがあります。指示通りに使用してください。
  • 私の場合は、ブロナック点眼薬を追加で処方されて1日2回点眼することになりました。
  • 手術後は紫外線や強い光を避けてください。サングラスや帽子などを着用してください。
  • 手術後は重い物を持ったり、激しい運動をしたりすることを避けてください。
  • 手術後は眼科医の定期的な検査を受けてください。異常があればすぐに相談してください。

まとめ

レーザー後嚢切開術は、後発白内障の治療法の一つです。この手術は、安全で効果的で、日常生活に影響を与えません。

実際、5分程度で終わる手術ですし、痛みも感じません。

料金も3割負担で6千円から7千円程度の支払いなので、それほど高額では有りません。医療保険によっては、手術台も出るかもしれませんので、加入している保険会社に確認してみてください。

しかし、手術にはリスクもあります。手術を受けるかどうかは、眼科医とよく相談して決めることが大切です。

術後は、正直言って、白いもやも消えるのでよく見えます。普通は、何回もしないような手術のようですが、私の場合は年1のペースで曇ってくるので毎年レーザーを受けています。

怖くもないですし、痛みもないのでリスクをきちんと理解して手術をしてください。効果はすぐに分かりますので。

レーザー手術をした過去記事

コメント

タイトルとURLをコピーしました