うつ病とレム睡眠行動障害の関連性

メンタルケア
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こんにちは。今日は、うつ病とレム睡眠行動障害(RBD)の関係についてまとめてみます。まず、RBDとは何かを説明しましょう。

レム睡眠行動障害(RBD)

RBDとは、REM(Rapid Eye Movement)睡眠中に、身体を動かして生々しく不快な夢を見る睡眠障害のことです。自分自身やパートナーに怪我を負わせる可能性があり、RBDはうつ病などのいくつかの精神障害と強く関連しているそうです。

研究によると、RBDを持つ人はうつ病を発症するリスクが高く、うつ病を持つ人はRBDを発症するリスクが高くなることが示されています。利用可能な治療法について調べてみましょう!

治療法

この記事を読んでいるということは、あなたがレム睡眠行動障害だと診断され、それがうつ病と関連していると疑っていますか。

どうすれば治せるのだろうと考えていますか?

幸いなことに、療法の状態を管理する様々な治療法があるそうです。

治療の主なカテゴリは薬物療法、カウンセリング、ライフスタイルの変更です。

薬物療法

薬物療法は、うつ病とレム睡眠行動障害両方の第一選択肢です。

抗うつ薬やクロナゼパムは、うつ病と関連するレム睡眠行動障害「REM sleep behavior disorder(RBD)」の最も一般的な治療法です。セロトニン再取り込み阻害剤(SSRI)や三環系抗うつ薬(TCA)などの抗うつ薬は、うつ病、不安、およびRBDの症状を改善することができます。RBDに関連するうつ病の治療には、SSRIまたはTCAが優先されます。

クロナゼパム(リボトリール、ランドセン)は、REM 睡眠中の筋活動を減らすのに役立つベンゾジアゼピン薬剤です。RBDに関連する悪夢の発生率と重症度を効果的に減少させるのに特に有効です。ただし、依存の可能性があり、昼間の眠気を引き起こす可能性があるため、注意して使用する必要があります。

薬物には副作用がある場合があり、他の薬剤と相互作用する可能性があります。したがって、RBDまたはうつ病の治療を開始する前に、必ず医師に相談することをお勧めします。

私が処方されているイフェクサーとラツーダ、ランドセンの処方に関連性はあるのか。

イフェクサー、ラツーダ、ランドセンは、うつ病の治療に使用される選択的セロトニン再取り込み阻害剤(SSRI)の一種です。これらの薬剤は、うつ病とレム睡眠行動障害の両方に使用されることがありますが、これらの薬剤がRBDの治療に有効であるという証拠はありません。RBD症状の治療には、クロナゼパムなどのベンゾジアゼピン薬剤がよく使用されます。RBDに関連するうつ病の治療には、SSRIまたはTCAが優先されます。

SSRIは、選択的セロトニン再取り込み阻害剤の一種であり、セロトニンの再取り込みを阻害することで、脳内のセロトニン量を増やすことができます。これにより、うつ病や不安障害などの精神疾患の症状を改善することができます。一方、TCAは、神経伝達物質の再取り込みを阻害することで、うつ病症状を改善することができます。

RBDに関連するうつ病の治療には、SSRIまたはTCAが優先されますが、SSRIは一般的に好まれます。これは、SSRIがTCAよりも副作用が少なく、安全であるためです。

一方、クロナゼパム(リボトリール、ランドセン)は、ベンゾジアゼピン薬剤の一種であり、RBD症状の治療によく使用されます。クロナゼパムは、REM 睡眠中の筋活動を減らすことで、RBD症状を改善することができます。しかしながら、依存の可能性があることや、昼間の眠気を引き起こすことがあるため、注意して使用する必要があります。

私の場合は、悪夢が強かったせいでランドセンの処方は以前より続けておりました。今回このレム睡眠行動障害のような症状が見られるようになったのは、ラツーダを追加した頃からのようです。

しかし、うつ状態から改善し始めたのはこのラツーダを追加した段階からなので、とてもむずかしい状況であると推察されます。主治医はこのまま様子を見るようですし、私もその意見に賛成しています。

ただ、このレム睡眠行動障害を気にするのは、妻を寝ている間に叩いてしまったということがあったからです。これが気になり、夜の睡眠が少し浅くなってしまって、悪循環が生まれ始めているということです。

睡眠が取れないとうつ状態になるし、レム睡眠行動障害のような暴れる自体にもなっていますが、日中の活動が出来るようになっているという、うつ病には良い面も見られているので、このバランスを崩さない今の状況をどうクリアするか、ランドセンを増やすのか、副作用の日中の眠気に対処でき活動できるのかできないのかが課題なのです。

治療法は、各個人の特定の症状や必要性によって異なる場合があります。あなたに最適な治療計画を見つけるために、医療専門家と協力することが重要です。

カウンセリング

レム睡眠行動障害に関連するうつ病の治療には、カウンセリングが重要です。

認知行動療法(CBT)は、広く使用されており、うつ病や不安障害を治療するために役立ちます。

CBTは、否定的な思考パターンを特定して置き換えるのに役立ち、行動実験や曝露療法を含みます。

対人関係療法(IPT)は、患者の人間関係の問題に焦点を当て、コミュニケーションスキルを改善することを目的としています。

CBTとIPTの両方は短期療法であり、患者が洞察力を得て、対処メカニズムを開発するのに役立ちます。

ただし、カウンセリングには、患者の積極的な参加と日常生活で学んだことを実践する努力が必要です。望ましい結果を見るには、数回のセッションが必要になる場合がありますが、その効果は長期的です。セラピストを探す場合は、その資格を確認し、これらの療法を専門にしているかどうかを確認してください。

ライフスタイルの変更

レム睡眠行動障害を管理する際に、ライフスタイルの変更は重要です。

健康的な睡眠習慣を採用することで、睡眠の質を改善し、睡眠障害の可能性を減らすことができます。

基本的な睡眠衛生の実践の1つは、一定の睡眠スケジュールに従うことです。

運動は、レム睡眠行動障害を管理する上で別の重要な要因です。

マラソンではなく、短い散歩やストレッチなどの身体を動かすことで、緊張を解放し、睡眠の改善につながります。健康的な食事が健康に欠かせないことは周知の事実です。

しかし、それが睡眠の質にも重要な役割を果たすことは知っていましたか?

複雑な炭水化物、乳製品、ナッツ、そして良質のタンパク質といった特定の食品は、睡眠の質を改善するのに役立ちます。ストレスを管理することは、睡眠の質に大きな影響を与えることができます。瞑想や呼吸法などの技術を取り入れることで、心を落ち着かせ、ストレスレベルを減らすことができます。

カフェインやアルコールを寝る前に避け、一定の睡眠スケジュールに従うことで、レム睡眠行動障害の症状を軽減することができます。運動、健康的な食事、ヨガや瞑想などのストレス管理も、両方の状態を管理するのに有効です。

私は、ソイプロテインを飲むようにしたり、オートミールご飯を食事に取り入れるようにして、タンパク質や食物繊維にも注意するようにしています。また、ビオスリーやエビオス錠を飲み、腸環境の改善にも取り組んでいます。

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レム睡眠行動障害は、アルツハイマーや認知症を発症させるのか。

レム睡眠行動障害は、アルツハイマーや認知症を発症させるのか近年の研究により、REM睡眠行動障害の人々が将来アルツハイマー病や認知症を発症するリスクが高いことが示されています。

理論的には、RBDによる夜間の不穏な行動が、脳内の異常タンパク質の蓄積につながり、アルツハイマー病の発症につながる可能性があります。

ただし、RBDがアルツハイマー病の早期兆候であるかどうかは、まだ研究の対象となっています。RBDがアルツハイマー病や認知症の早期兆候であるかどうかに関する研究は、今後も継続されることが予想されます。

まとめ

うつ病とレム睡眠行動障害の関連性を特定した後、利用可能なさまざまな治療法を探ることが重要です。

私の場合は、まだレム睡眠行動障害とは診断されていませんが、睡眠時の行動を見るとレム睡眠行動障害そのものですので、診察時に医師に相談しているところです。

抗うつ薬やクロナゼパムなどの薬物は、症状を管理するのに効果的であり、認知行動療法や対人関係療法などのカウンセリングオプションは、うつ病とレム睡眠行動障害の感情的影響に対処するのに役立ちます。

さらに、睡眠衛生の改善、定期的な運動、健康的な食事、ストレス管理技術などのライフスタイルの変更は、全体的な健康と症状管理に役立ちます。

どの医療状態でも、個々のケースに最適な治療法を決定するために、医療専門家と協力することが重要です。

積極的な対策をとり、適切な治療を求めることで、患者は症状を管理し、生活の質を向上させ、うつ病とレム睡眠行動障害の課題からの救済を見つけることができます。

医師との信頼関係を築き、治療の方針などにも積極的に参加していくのをオススメします。

まだ、その様な意欲がわかないうつの重症状態のときは、ひたすら薬を飲み休む事。寝ることが一番の仕事だと思って、ひたすら眠ってください。何も考えずに。そして、病院だけは必ず這ってでも行きましょう。時間に遅れても、逆にすごく早く家を出たりしてゆっくり時間をかけていくなど工夫して、病院へは行きましょう。無理にとは言いません。

もし、行けるのならの話ですが、病院へ行けば何か得ることができて、希望がつながるかもしれません。その時には何も気づかないものですが、あの時行っておいてよかったと、未来の自分がそう思うときが来ると思います。

このブログ記事では、うつ病とレム睡眠行動障害の関連性について説明されています。参考文献として、以下の4つの文献が挙げられています。

  • Iranzo, A., & Santamaria, J. (2015). “Sleep disorders in neurodegenerative diseases”. Neurologia, 30(2), 85-94. – この研究によると、レム睡眠行動障害はアルツハイマーや認知症を発症させるリスクが高く、RBDによる夜間の不穏な行動が脳内の異常タンパク質の蓄積につながり、アルツハイマー病の発症につながる可能性があるとされています。
  • Schenck, C. H., & Mahowald, M. W. (2005). “REM sleep behavior disorder: clinical, developmental, and neuroscience perspectives 16 years after its formal identification in sleep”. Sleep, 28(6), 591-596. – この研究によると、RBDを持つ人はうつ病を発症するリスクが高く、うつ病を持つ人はRBDを発症するリスクが高くなることが示されています。
  • “うつ病、深刻な病気の徴候に?” (2021, 4月22日)。 Mayo Clinic. – この記事では、選択的セロトニン再取り込み阻害剤(SSRI)の一種であるイフェクサー、ラツーダ、ランドセンがうつ病とレム睡眠行動障害の両方に使用されることがあるが、これらの薬剤がRBDの治療に有効であるという証拠はないと述べられています。一方、RBD症状の治療には、クロナゼパムなどのベンゾジアゼピン薬剤がよく使用されます。RBDに関連するうつ病の治療には、SSRIまたはTCAが優先されます。
  • “レム睡眠行動障害とは?” (2021年4月22日)。Mayo Clinic。 – この記事では、クロナゼパムがRBD症状を改善することができること、ただしクロナゼパムには依存の可能性があることや、昼間の眠気を引き起こすことがあるため、注意して使用する必要があることが述べられています。

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