適応障害・うつ病

カウンセリングって本当に意味あるの?と思っていた私が気づいた大切なこと

適応障害・うつ病
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はじめに

カウンセリングを受けようと思ったとき、どこかに「これって本当に意味あるのかな?」という気持ちがありました。
実際に通いはじめても、すぐに気持ちが楽になるわけではなく、むしろモヤモヤが残ることも多かったです。

でも、続けていくうちにある日ふと、「気づき」がありました。
それは、自分の本当の問題に触れる瞬間であり、同時にとてもつらい気づきでもありました。

はじめはよくわからなかった

最初のころは、カウンセラーに話しても、なんだかピンとこない。
「これで何か変わるのかな」と疑問に思いながら、なんとなく続けていました。
でも、やめる勇気も出なくて、とりあえず通い続けていた、というのが正直なところです。

ある日ふと気づいた、自分の深い部分

何度か通っていたある日、自分のなかで言葉にできなかった「何か」に気づきました。
それはとてもつらい記憶だったり、ずっと見ないようにしていた気持ちだったり。

そのとき初めて、「ああ、自分はこんなにも苦しかったんだ」と知ったように思います。
気づいてしまうと、余計に苦しくなる。でも、それは大切な第一歩でした。

カウンセリングは、気づいてからが本当の始まり

気づいたあと、私はどうしていいかわからず戸惑いました。
でも、カウンセラーはただ聞くだけ、傾聴をするのですが、自分で話しているうちに蓋をして気づかないふりをしていた問題に自ら手をかけようとしていました。

無理にカウンセリングを誘導するわけでもなく、ごく自然にその感情を浮き上がらせて来た感じです。
話しやすい環境を提供してくれ、私も安心して話すことができるようになっていました。

否定するわけでもなく、肯定するわけでもない。そんな、意味があるのか無いのかわからないようなカウンセリングに意味があることに気づきました。

でも、それが本当のカウンセリングの始まりでもあるわけです。そこまでは、カウンセラーも私も手探りで原因を探しているわけです。

カウンセラーとの「相性」も大切

すべてのカウンセラーが合うとは限りません。
人と人との関係なので、安心して話せるかどうかがとても大事です。

「なんだか合わないな」と感じたら、無理に続けず、他の人に変えてみるのもありです。
自分にとって「話していて安心できる人」を見つけることが、カウンセリングを続ける鍵になるかもしれません。

私は、運悪く2人の人とは合わずに3人目でやっと落ち着いて1年以上続いています。

先の2名は、今日でこの病院から転院しますっていう人にあたったんですよ。信頼関係よりも何よりも今日しか合うことのない人に、50分7000円も払うのかととても落ち込みましたね。病院側もそんな居なくなるカウンセラーに割り振りするなぁってショックでした。

2人目は、私と話ししている時にあくびや興味のない雰囲気が見て取れる人でした。嘘でもいいので、親身に聞いてくれる態度をしてくれればと思いましたが、2回目はありませんでした。

そして、病院を変えカウセリングルームがあるメンタルクリニックへ行くようになりました。
3人目、今のカウンセラーと合うわけですが、よく話を聞いてくれるだけでそれで良かったのです。

費用のこと。無理しない範囲で続けてほしい

カウンセリングは、費用が高いと感じることもあります。
それが負担になってしまっては本末転倒です。

無理のない範囲で、必要ならお休みしながら続けていけばいいと思います。
続けることがすべてではなく、自分のペースを大切にしてください。

私は、休業中ですので収入は障害年金のみです。1回1万円近い出費は痛いものです。2週間に1回は来てくださいと言われましたが、生活に支障が出るので、1ヶ月に1回にして回数を減らし、負担も減らすことで1年以上続けることが出来ました。

おわりに:長い旅だけど、自分を見つける旅でもある

カウンセリングは、すぐに結果が出るものではありません。
とても長い旅です。先が見えないことも多いです。

でも、その旅の中で、自分が少しずつわかってきたり、心の奥にあるやさしさに触れたりします。
苦しいこともあるけれど、自分自身を大切にする旅なんだと思えるようになりました。

私が変化に気づいて無くても、話し方、声のトーン、内容でカウンセラーは変化を読み取っています。
それを感じれることはとてもありがたいことで、うつが人い時にカウンセラーの配慮まで気づくことは無いでしょう。

それ自体も大きな変化なのです。自分から見たら小さな事かもしれませんが、何も感じなかった自分が、自分のことや他人のことに気づきが生まれるわけです。とても重要な変化です。

私一人ではその変化にも気づかないでしょう。カウンセラーとの信頼関係や、カウンセラーが発する言葉でその事に気づく事もあります。

なので、合わないと思えば変えればいいです。

この人信用できるなとか、話してて合うなと思えば続けてみてください。聞くだけで何もしてくれないと思うかもしれませんが、カウンセリングはそういうものらしいです。

焦らなくていい、立ち止まってもいい。ときには休みながらでも、歩き続けていってほしい。
あなたのペースで、あなたらしく進んでいけますように。

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