本記事は個人的な通院体験の記録であり、医療行為やアドバイスを目的としたものではありません。症状や治療に関するご相談は、必ず医療機関にご確認ください。
大阪から福岡へ引っ越すことになり、6年以上通っていた精神科を転院することになりました。長く同じ先生に診てもらっていただけに、新しい病院で診察を受けることには、思っていた以上に大きな不安がありました。この記事では、受診前に感じていた不安と、実際に初診を受けてみてどうだったかを正直に記録します。
転院のきっかけと病院選び
そもそも引越したのは、トラウマからの逃避であって、引っ越しても通院自体をやめるという選択肢はなく、福岡でも同じように診てもらえる病院を探す必要がありました。
病院選びの決め手は、ネット検索で見つけたことに加えて、アクセスが良いロケーションであったこと、そして口コミの評判が良かったことです。
予約する前には、Googleの口コミや病院の口コミサイトなど、できるだけ複数のレビューに目を通すようにしました。良い評価ばかりを見るのではなく、まず悪い評価を確認し、その内容が理不尽だったり過度に主観的でないかを冷静に見極めることを意識しています。うつ病など精神的につらい状態にある方の口コミは、体調のつらさから感情的になりやすく、先生や受付の対応を実際以上に冷たく感じてしまうこともあると思います。そうした背景を踏まえて注意深く読んだうえで、悪い評価があっても許容できると感じられたら良い評価も確認し、最終的に安心できるかどうかで判断するようにしました。
もう一つ重視したのが通いやすさです。体調が悪いときに長い距離を歩くのは大きな負担になります。しんどいときでも安心してゆっくり通院できる立地かどうかは、事前によく考えておいてよかったと思っています。
予約は電話で問題なく取ることができ、当日を迎えることになりました。
本当は、アプリやLINEで予約ができたり、カード決済ができたりするといいんですけどね。
受診前に感じていた不安
正直なところ、当日までいちばん大きかったのは「新しい先生との相性」への不安でした。大阪の先生は、症状が出始めた一番最初から6年以上診てもらっていた方で、こちらの経過をすべて分かってもらっているという安心感がありました。その信頼関係を一から築き直せるのか、相性が合わなかったらどうしようという心配は、受診日が近づくほど大きくなっていったように思います。
加えて、私自身は外出そのもののハードルがとても高いタイプです。そのため初診の前には、妻と一緒に病院までの道のりを3回ほど練習として歩きました。今でも地下鉄の混雑には恐怖心を感じることがあり、まだ完全に慣れたわけではありませんが、通院の日だけはなんとか我慢して乗り越えるようにしています。
初診当日の流れ
当日は、大阪での症状の経過や治療内容をまとめたA4用紙・両面びっしりの情報提供書を自分で用意して持参しました。受付から診察までは30〜40分ほど待ちましたが、これは先生がその資料にしっかり時間をかけて目を通してくれていたためだと感じています。
読んでもらえないだろうなと思っていたのですが、読んでいただいてよかったと思っています。また、この私の情報提供書もAIによって作られています。自分では到底むずかしいですが、今は音声入力で読み上げればAIによって文章も補正され、きちんとまとめてくれます。
(このブログも私がスマホに話しかけてAIによってまとめられ文章化されています。細かい修正も全て言葉一つでできます)
実際に診察が始まると、先生はその資料の内容をきちんと踏まえた上で話を聞いてくれました。フラッシュバックが強いことも資料に書いていたため、トラウマの具体的な内容について深堀りされることはありませんでした。この配慮に、とても信頼できる先生だと感じました。
お薬と今後の方針について
お薬については、しばらくは大阪と同じ処方を継続しながら、今後は先生独自の方針も踏まえて増量・変更・減量などを検討していくという、今後の進め方の説明を受けました。内容に納得できたため、その方針で進めてもらうことに同意しています。実際にどう変化していく かは、また別の記事で記録したいと思います。
心配していた「相性」は実際どうだったか
受診中はかなり緊張していて、相性を冷静に見極める余裕はあまりありませんでしたが、先生はとてもゆっくり話してくれて、こちらの話にもしっかり耳を傾けてくれました。治療の進め方についても、一方的に決めるのではなく、一緒に提案し相談しながら進めてくれる姿勢だったので、納得しやすく、これから一緒に治療に取り組んでいけそうだと感じています。
受診を終えての率直な感想
受診前に感じていた不安は、実際に受診したことでかなり解消されました。とはいえ、2回目の診察を終えた今も、病院までの道のりや電車の混雑など、通院そのものへの緊張はまだ残っていて、純粋にリラックスして診察を受けられているとは言えません。それでも、いちばん心配していた先生との信頼関係については、前向きに築いていけそうな手応えを感じています。
これから転院・初診を控えている方へ
同じように引っ越しなどで転院を控えている方には、それまでの症状や治療の経過をまとめた資料を自分で用意して持参することをおすすめします。私の場合、その資料があったことで、初診であっても先生に経過を正確に理解してもらえ、聞かれたくないことを根掘り葉掘り聞かれずに済みました。待ち時間は長くなりましたが、それだけ丁寧に読み込んでもらえたということでもあり、結果的に安心材料になりました。
病院からの紹介状はありますが、紹介状には載らないような情報をまとめておくのはおすすめです。
私は薬剤性肝障害を患ったこともありますので、薬の飲み合わせや、肝臓に負荷のかかる薬への配慮なども欲しいところでした。
さらに、他科にもかかっているので、内科の薬、眼科の薬や症状病名などを共有するのは、飲み合わせなどを考えるうえで重要な情報になるので、共有するのがいいと思います。
まとめ
6年以上信頼していた先生から新しい病院に移ることには、大きな不安がありました。しかし、経過をまとめた資料を持参し、先生がそれに丁寧に向き合ってくれたことで、不安の多くは解消されています。通院そのものへの緊張はまだ残っていますが、新しい先生とも信頼関係を築いていけそうだと感じられた初診でした。
ここで注意していただきたいのは、この私のまとめた提供書をすべての先生が読んでくれるとは限らないこともご留意ください。短い診察時間ですので、どこに重点を置くかは医師の判断によります。ただ、読んでもらえたらラッキー程度で持っていくのは良いと思います。私はトラウマがあるので、うまく話せないので、この書面に頼るしかなかったのも事実です。
よくある質問
Q. 精神科を転院するときは何を準備しておくといいですか?
A. 私の場合は、これまでの症状や治療の経過をまとめた資料をA4用紙に自分でまとめて持参しました。初診の待ち時間は長くなりましたが、先生に経過を正確に理解してもらいやすくなり、安心材料になりました。
しかし、必ず読んでもらえるとは限らないので、大きな期待をしない方が良いと思います。
Q. 新しい先生との相性が心配な場合はどうすればいいですか?
A. 受診前は誰でも不安になるものだと思います。私の場合は緊張で相性を冷静に判断する余裕はありませんでしたが、話をゆっくり聞いてくれるか、治療方針を一緒に相談しながら決めてくれるかを、実際に会って確かめてみることが参考になりました。
Q. 初診で症状の詳細をすべて話さなければいけませんか?
A. 私の場合は、事前に用意した資料にフラッシュバックが強いことを書いていたため、トラウマの具体的な内容を深堀りして聞かれることはありませんでした。話したくない内容がある場合は、事前に資料などで伝えておく方法もあると感じています。
Q. 病院の口コミはどう参考にすればいいですか?
A. 良い評価だけでなく、悪い評価にも目を通すことをおすすめします。ただし、うつ病など精神的につらい状態にある方の口コミは感情的になりやすい面もあるため、内容が理不尽だったり過度に主観的でないかを冷静に見極めることが大切です。悪い評価があっても許容できると感じられたら、良い評価も踏まえて最終的に安心できるかどうかで判断するとよいと思います。

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